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資料● 静岡新聞2012年10月30日付朝刊29ページ掲載患者死亡、医師を不起訴 静岡地検
地検は治療中に患者の心臓の右冠動脈を傷付けて出血させたとされる行為が医師の過失に当たるかどうかについて、「非常に高リスクを伴う治療行為の過程で起きた出血で、医師としての技量が劣ったために起きたわけではない」と判断した。患者の死亡と出血の因果関係も第三者の専門医による検証の結果、立証は困難と判断したとしている。
医師は入院中に急性心筋梗塞を発症した患者の治療中にこの動脈を傷付けるミスのため、心臓の拍動を阻害する「心タンポナーデ」を起こさせ、死亡させた疑いで今年2月、清水署から同地検に書類送検されていた。
問題をめぐっては、患者の遺族が静岡市に約3900万円の損害賠償を求める民事訴訟も静岡地裁に起こしている。この訴訟の原告側代理人を務める青山雅幸弁護士は「医療現場に配慮した結果だろうが、納得できない。死因も虚偽の内容が書かれている」と話し、年内にも不起訴不当の申し立てを静岡検察審査会へ行うほか、同署などに虚偽診断書作成の疑いで医師を告発する方針を示した。
一方、同病院は不起訴処分について「事実を確認中で、コメントは差し控えたい」としている。
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